【2年福祉科】研修旅行

2年福祉科の生徒は、12月14日(水)~16日(金)に関東方面へ研修旅行に行きました。

1日目は、株式会社あおいけあに行きました。あおいけあでは、高齢者向け福祉サービス、グループホーム・小規模多機能型居宅介護を提供しておられます。2グループに分かれ、5つの施設を見学し、利用者の方が普段生活している施設や昨年できたノビシロハウスについて話を聞きました。施設は構造や使われている木材にもこだわりがあり、“家”のようなアットホームな雰囲気に包まれていました。利用者の方も職員の方も、みなさんいきいきとした表情をして過ごしておられました。自立した生活を実現できる環境を整えるためにできることや、利用者の方や地域とのつながりの大事さを学ぶことができました。

2日目の午前はユニセフハウスへ行き、世界の子どもたちについて学びました。子どもたちの生活の様子が分かる資料映像や写真、実際に送られている支援物資、使われている道具などを見たり触ったりすることができました。子どもたちにとって幸せな暮らしや当たり前とは何かについて考えるきっかけとなりました。

午後からは、浅草で江戸切子体験をしました。グラスの大きさやデザインを決め、ガラスの表面に溝を入れたり研磨したりすることで模様を刻みました。初めて江戸切子に挑戦しましたが、見た目も綺麗な自分好みのグラスを作ることができました。

3日目の午前には、国立競技場スタジアムツアーに参加しました。普段入ることのできないロッカールームに入ったり国立競技場のピッチに立つことができました。また、選手さながらのインタビュー体験など、選手になった気分で楽しく体験することができました。

お昼には、カフェおんぶらーじゅで食事をしました。おんぶらーじゅは、知的障害のある方がいきいき働けるように、就労継続B型事業所として開かれています。とても明るく、穏やかな雰囲気のカフェであり、働く利用者の方はみなさんとても楽しそうに働いておられました。講話を聞いたり働く方々にインタビューをしたりして、就労支援について理解を深めることができました。

3日間の研修を通して、様々な方と関わり、福祉についてより考え、理解を深めることができました。また、みんなでお参りをし、おみくじを引いたり、おいしい食べ物を食べたり、綺麗な夜景を見たりすることができ、研修以外も楽しむことができました。研修旅行での経験を生かしてこれからの学校生活を送っていきます。