10月3日(火)に、本校東雲ホールにて福志式が行われました。県教育委員会の方、実習施設の施設長様や実習指導者様、保護者の方々に見守られながら厳かな雰囲気の中、福祉科2年30名が、学年カラーのピンク色のエプロンを校長先生から一人ひとりかけていただきました。
福志式は、福祉を志す者としての自覚の再確認と、10月から始まる介護実習Ⅱに向けての決意を新たにすることを目的に行われる式です。
3年生からの励ましの言葉では、「いろいろなコミュニケーション方法で関わっていけば、利用者さんの変化に気づき、利用者さんの本当の思いを理解することに繋がるということ」「利用者さんと日々積極的に関わり続けるという姿勢を大切にしたらよいということ」「利用者さんとの出会いを大切にしたらよいということ」を代表の3名の生徒それぞれの経験から感じたことを伝えてくれました。
2年生代表生徒は、「意欲的に実習に臨み現場で多くのことを吸収したい」「利用者の方一人ひとりに寄り添い、その利用者の方にとって一番良い支援ができるようになりたい」「多くの方々に支えられて介護実習に行くことができるということに感謝して、専門職に一歩ずつ近づくことができるように、介護に関する学びを深めたい」と意気込みを述べました。
~生徒の感想より一部抜粋~
・福志式に参加して、「実習をしに行く」のではなく「実習に行かせていただく」という謙虚な気持ちで挑むことが大切だと感じた。少ない実習の中でどれだけ知識や技術を身につけられるかは、実習中の自分の行動次第なので時間を大切に頑張りたいと思った。(1年生)
・2年生の姿が前を向いて堂々としていて「頑張るぞ」ということが伝わってきた。来年は、自分たちが主役なので堂々と前に立てるように、いろいろなことを学び成長したい。(1年生)
・校長先生からエプロンをかけていただく時、校長先生の顔を見ると緊張がほぐれたのは、校長先生が私たち2年生一人ひとりに「頑張れ」と背中を押してくださったからだと思った。励ましの言葉を聞いて自分の思い通りにいかない場合は、諦めず納得できるまで何度も挑戦し続けることが大切だと思った。(2年生)
・これまでは、利用者の方を危険な目にあわせてしまうのではないかと不安に思い、移乗介助やオムツ交換をすることに抵抗があった。しかし、行動にうつさないままだと技術を向上させることができず、学びが浅いままだと感じた。今後は心を入れ替え、失敗してもいいので自信を持って何でも積極的に取り組むということを意識して実習に臨みたい。(2年生)
・2年生はこれから本格的に介助に入ることが増えるため、うまくいかないことや大変だと思うことが増えてくると思うので、そんな時に自分の経験を活かしてアドバイスできたら嬉しい。困ったことがあれば頼ってほしい。(3年生)
・実習が新型コロナウイルスの影響で延期になったこともあったが、3年間で61日間の実習を終えることができ、改めて実習ができたことに対する喜びを感じた。実習での多くの出会いや関わり、指導者の方からの助言、失敗からの学びがあったからこそ、一人の人として成長できたように思う。これまでの学びを活かしつつ、クラス全員で国家試験全員合格に向けて勉強をしっかり行いたい。(3年生)